Foot

足の治療について

足は歩行のために非常に重要な役割を担っていますが、トラブルも多い部位です。当院では、外反母趾や変形性足関節症、スポーツ障害や捻挫、扁平足や開張足などの骨格の問題など、さまざまな症例に対応した治療を行っております。また、なかなか治りにくいウオノメやタコ、巻き爪や爪周囲炎などの治療も可能です。

検査を通じて症状の原因を明らかにし、同じ症状に悩まされないように、患者さんの症例に合わせた治療プランのご提案を心がけております。治療では理学療法やリハビリテーションを行い、足に合わせたインソールの作製などにも対応しておりますので、足の違和感が悪化する前に当院にご相談ください。

治療内容

01ウオノメ・タコ

足の皮膚の圧迫や摩擦によってウオノメやタコができると、皮膚が固く厚みを帯びるようになります。特にウオノメは固くなった皮膚の中心に芯ができてしまい、多くが痛みを伴うのです。ウオノメやタコができる原因の多くは、足に会っていない靴を履いているからと考えられています。靴のサイズや靴底の厚さ、ヒールの高い靴を履き続けることによっても、ウオノメやタコができる恐れがあります。

治療方法

足に負担をかけないようにするには、自分の足に合ったサイズやインソールの靴を選びましょう。ウオノメやタコの症状が軽い場合は、保護パッドなどを張っておくと圧迫や摩擦が減り、自然に治ることも多くあります。しかし、皮膚がすでに固くなり痛みを伴う場合は、レーザーや電気メスを用いた外科的切除も検討します。炎症の原因になるため決してご自身で削ろうとせず、当院までご相談ください。

02外反母趾

外反母趾とは足の親指が「くの字」になるように小指側に変形し、付け根部分を中心に痛んでいる状態です。特に足のサイズに合っていない靴を履いていると、親指に負荷がかかり外反母趾のリスクが高まります。また、ハイヒールを履く機会が多い女性も注意が必要です。症状が悪化すると歩くだけでも、足に激痛が走るようになります。関節リウマチの合併症として外反母趾になる恐れもあり、日常生活への支障をきたすことがないように早期治療が大切です。

治療方法

外反母趾の治療では、主に「保存的治療」と「手術治療」に分けて行います。初期の外反母趾や症状が比較的軽症の場合は保存的治療が適しており、外反母趾の改善には靴選びが肝心です。靴の先端が尖っておらずゆったりとしたもので、足が靴の中で滑らない程度にゆとりを持ったサイズ感がオススメです。場合によっては足の形に合わせて作る、オーダーメイドのインソールも快適な履き心地を実現します。この他にも、足の指をグー・チョキ・パーと開いては閉じる足趾じゃんけんも、足先の筋力アップやストレッチとして外反母趾の改善に効果的です。外反母趾装具を用いる場合は、痛みを軽減する効果が期待できます。

一方、保存的治療が難しい場合は手術が必要です。一般的には中足骨という足の甲の骨を切除し、変形を矯正した後で金属のプレートやスクリューで母趾を固定します。当院では変形の程度や痛む場所に合わせて、適切な手術方法をご案内しておりますので、安心してご利用ください。

03巻き爪(陥入爪)

巻き爪とは爪の先端部分が、内側に大きく入り込んだ状態を表します。特に負担のかかりやすい親指に多く見られますが、他の指の爪が巻き爪になることもあります。症状が悪化して肉に爪が食い込みはじめる「陥入爪」を引き起こすと、激しい痛みを伴うようになります。皮膚も化膿しやすく、歩行が困難になる恐れもあるのです。

治療方法

巻き爪の治療法として、「保存療法」と「手術療法」があります。通常の保険診療根治術もありますが、ワイヤーやプレートを用いた治療は「自費」となります。治療前には治療に必要な期間や費用についてわかりやすくご説明し、患者さんの希望を尊重した治療を行ってまいります。

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